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2009.02.09 Mon
第3話「失くしたもの」
 目を開けると、そこは見慣れた自分の部屋だった。
体の上にはきちんと毛布がかけられ、ベッドの傍らにある薪ストーブには火がくべられている。まだ脳が起きずにぼんやりとした気分だったが、ふと窓に目をやると外は暗闇に包まれていて、いまが夜であることはわかった。
いまは何時なんだろう―。

僕は毛布をどけてムクッと起き上がり、ボーっとする頭をポリポリと掻いていたが、すぐにひらめくように大事な事を思い出した。

ミャンおばさん・・・! トゥルク!?

そうだ。昼食を食べようとした時にひどい頭痛に襲われて、僕もトゥルクも床に倒れこんだ。そして、外でも倒れているミャンおばさんが見えた。いったい何があったんだ・・・どうして僕はここで寝ていたんだ・・・。
僕は目が覚めるまえの出来事を思い出し、みんなの安否を確かめるためにベットからでると、部屋の外へ飛び出した。

「トゥルク! ミャンおばさん!」

長屋の廊下を叫びながら、バタバタと走り回った。
しかし、どこからも返事が戻ってこない。それどころか、辺りに人の気配がまったく感じられないのだ。扉から扉をつぎつぎと開けたり叩いたりしたが、この長屋には誰もいないようだった。
誰かいるはずなんだ・・・。 でなければ、僕は自分の部屋で寝ているはずがない。
思い出した昼間の出来事が異常なだけに、誰かの姿を見るまでは安心できなかった。

すると、長屋の玄関の戸がカチャッと開く音が聞こえた。
僕は体を緊張させながら、扉のほうへ目を向けた。

「起きたか。 スティードよ。」

「翁!」

扉を開けて現れたのは、ポロロ村の村長の翁(おきな)だった。
白く豊かなアゴ髭を右手でさすりながら、翁はゆっくりと僕の前へ歩み寄った。その風格と穏やかな表情は、それまで強張っていた僕の体を一瞬で解きほぐしてくれたが、
「翁・・・いったい何が・・・! みんなはどこに!」と問い詰めるように僕は大きな声をだした。

「皆は無事じゃよ。 まぁ、まずは落ち着きなされ。」

翁はそう言いながら居間へ向かうと、食卓テーブルのイスにドサッと座り、僕にもイスに座るようにと目で促した。みんなが無事と聞いてひとまずは安心したが、なにがなんだかサッパリわからず、僕は困惑しながらもまずは翁の話を聞こうと、促されるままおとなしくイスに座った。
「村人は皆、ワシの家に集まっておる。 昼間おまえに起きた出来事は、村人全員に起きたことでのう。 いったい何が起きたのかみんなで話し合っておった。」と、翁はゆっくりと語り始めた。

「みんなに! みんなあの頭痛で倒れたっていうんですか?!」

「そうじゃ、ワシも例外ではない。 じゃが、ほとんどの者は数分のうちに目が覚め、体の調子はなんともなかった。 7時間も眠り続けたのは、スティード。 おまえだけじゃよ。」

どうやらあの頭痛のあと、トゥルクやミャンおばさんは2?3分のうちにすぐ起き上がったそうだ。トゥルクが近くで倒れている僕をベッドまで運び、しばらく様子を見ていてくれたそうだが、そのうち夕方から村人の全体会議がはじまり、トゥルクは僕を寝かしたまま今も続いている会議に参加しているそうだ。だが、何時間も眠り続ける僕を心配して、何度も様子を見に来てくれていたらしい。
翁は、会議をトイレで退席したついでに、僕の様子を見に来てくれたのだった。

「おまえがなぜ7時間も眠り続けたのかはわからぬが、まずは起きてくれてなによりじゃ。」と、翁はひと通り話をすると穏やかな表情を僕に向けた。

「あの頭痛の原因はなんだったのですか?」と僕は翁に問いかけた。

「わからぬ。 ただ・・・その後の体調に問題はないのじゃが・・・ひとつ深刻なことが起きてのう。」

「深刻なこと?」

翁はふぅっと息を吐いて間をおいてから、

「誰も自分の”分魂”を呼び出せぬようになったのじゃ。」と重たい口調で言った。

「え・・・?」

 ”分魂”は、自分の意思で呼び出すものだ。
なかには祈るようなポーズを付けたり、呪文のようなものを唱えたりと、分魂の呼び出し方は人それぞれではあるが、基本は意識を頭の頂点に集中させ、腹の奥から頭の頂点へ自分の分身を絞りだすように呼び出す。
呼び出している間、実体はその場にとどまり動くことは出来なくなるが、代わりに視覚や聴覚といった感覚は分魂が感じることになるのだ。そして空気のような物体であるために、遠く離れた場所へもほぼ瞬間的に移動することが出来る。それ自体に実体はないが、ほかの者は分魂を目で確認し、声を聞くことができる。
 こういった性質上、分魂は多くの人の生活を支えていた。
仕事をする者は、遠くの場所での会議や商談に出席するために。また、離れた場所へ住む家族や恋人や友人がいる者は、手紙の代わりに分魂を飛ばす。

その”分魂”が呼び出せなくなったというのだ。

僕は、拳に握った左手を胸の上に置き、すこしうつむきながら目を閉じると、意識を頭の上に集中させて”分魂”を呼び出そうとした。しかし、

「・・・っダメだ! 僕のも呼び出せない!」

いつも感じるあの分魂の感覚がまったく失われていた。

「スティード。 ワシの家へ行こう。
 皆もおまえを心配しておるし、皆の話も聞いておいたほうがよかろう。」

翁はイスからすっくと立ち上がり、「外は寒いから上着を持ってきなさい。ワシは先に戻っておるからの。」と言うと、玄関に向かって歩きだした。僕は自分の部屋へ戻り上着を探してから、翁のあとを追おうと外へ向かった。


 長屋の玄関を出るとすぐ、人がやっとすれ違えるくらいの小さなわき道があり、そこから20mほど先は村の真ん中をはしる大通りと繋がっている。秋の夜風はひんやりと冷たく、過ぎた夏の青草の匂いを微かに運びながら、これから訪れる冬の寒さを感じさせていた。
僕は冷たい夜風に少しぶるっと身震いすると、持っていた木綿の上着を着て、大通りのほうへ目を向けた。翁はもうずいぶん先を歩いていて、僕が走って行っても翁の家に着くまでに追いつけそうもなかった。まぁ目的地は同じなのだからと、特に急ぐこともなく僕はスタスタと歩きながら分魂のことを考えていた。

分魂が呼び出せなくなる――。
かつて、このシャンティカムでそんな出来事があっただろうか。

病で床にふせている人でさえ、分魂だけは自由に操ることができるのに・・・。しかし、村人みんなを襲ったあの頭痛はなんだったのだろう。分魂はまだ未解明な生態器官なだけに、何が起きても不思議ではないが、もしかしたら一時的に呼び出せなくなっているだけではないのか。

僕はもう一度、分魂を呼び出そうとして立ち止まると、拳に握った左手を胸にあてて目を閉じた。
深く息を吐き、意識を頭の頂点へと集中させる。

「・・・・。」

しかし、さきほどと同じように、分魂に意識が移るような感覚はまったくなかった。
僕はふぅとため息を吐くと、はやく翁の家でみんなの話を聞いたほうがいいなっと、分魂を呼び出すことは諦めてパチッと目を開いた。

そして目を開いた瞬間、目の前に現れた信じられない光景に、僕は一歩も動くことが出来なくなったのだ。

 ** 登場人物 **
  スティード・・・物語の主人公
  翁・・・おきな。スティードの故郷であるポロロ村の村長

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