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2008.11.28 Fri
第2話 「異変」
 ――1週間前の出来事――

 ルリがいなくなってから、2度目の秋が始まろうとしていた。
 村を囲む水田には、収穫間近の稲穂が風に吹かれてユラユラと頭を泳がせている。村の中心からは、メンコ遊びや石蹴りに夢中の子供たちがケラケラと笑い声をあげている。真昼の日差しが、刈り取りの準備をしている村人の額から、汗を拭わせるほど暖かな日だった。今も昔と変わらない、穏やかな秋の風景が広がる。

 ただ、ルリがいないことをのぞいては――。

 僕の住んでいるこのポロロ村は、人口500人余の小さな村だ。
 この村も2年前の大地震で壊滅的な打撃を受けたが、裏山には広大な森と水資源があり、もともと建築向けの材木業と穀物や野菜といった農業が盛んだったおかげで、震災後すぐにほとんどの家屋は改築され、生活機能はほぼ復旧していた。
 ポロロ村に住む村人のほとんどは、幼い頃から両親がおらず孤児としてこの村にやってきた人ばかりだった。村長の(おきな)が、身寄りのない子供を引き取り育てているという噂が広まり、国中から似たような境遇の人々が集まってきたのがこの村の発端のようだった。それゆえ、皆が互いを思いやる家族のような関係を築いていた。
僕もルリも、物心つく頃にはこの村で暮らしていて、いつも傍にいるお互いの存在や、親代わりとなる村人がたくさん居たおかげで、両親の居ない悲しみなど一度も感じたことはなかった。

ルリが、僕の中でどれほどの存在だったのか。
幼馴染・・・親友・・・恋人・・・。それはとうてい言葉では言い表せられない。
ただ2年前のあの日、彼女が消えた日から、その悲しみは少しも薄れることはなかった。


 僕は水汲みのための桶をコトンッと地面に置くと、川辺の岸に腰を下ろし、ぼんやりと空を眺めながらルリのことを考えていた。今頃はどこでどうしているのか。こうして、いつまでも答えのでない問題を解こうとすることが日課になっていた。

「なにボケッとしてんだよっ スティード!」 ボスッ

背中に軽い痛みが走る。
びっくりして振り向くと、村の大工のトゥルクが、蹴りのポーズをしたままニヤニヤとこっちを見て立っていた。

「水汲み終わったんだろ? 昼飯食いにいこーぜ。」

「痛いよ、トゥルク! 不意打ちはやめろって。」

「いつも不意だらけじゃねーかよっ」

そう言ってトゥルクがケラケラ笑うと、夏に焼けた小麦色の肌のせいで、真っ白い歯だけが妙に浮き出ていた。小柄だが、大工仕事で鍛えた腕の筋肉が頼もしさを感じさせる。トゥルクと僕は年齢も近く、瑠璃とともにこの村で育ってきた幼馴染だ。

「だから、竹刀の稽古もいつもおれに負けっぱなしなんだよ。
 昔は強かったのにな?。 どこ行っちゃったんだ?あのスティード様は?」

ほっとけよ!と言いかけたが、トゥルクは僕の肩をポンポンと2回叩くと、背を向けて遠くの水田に見える稲穂に目をやった。彼なりに、明るく振舞って僕を励ましているつもりなのは、長年の付き合いでよくわかった。彼もまた、深い悲しみに沈む僕を感じとっていたのだろう。

 多くの者は日常の忙しさにルリの存在を忘れたかのように見えるが、この小さな村で起きた失踪事件は村人の心に深く刻まれ、身近な者ほど時折その悲しみをのぞかせる。しかし、いつまでも慰め合うわけにはいかない。いつかはこの悲しみを乗り越えなければならない。そうわかっていても、それは彼女を忘れるということなのだろうか―。

 僕は立ち上がると、水汲みの桶を拾い上げながら「行こう。腹がへった。」とトゥルクの背中越しに声をかけてから歩き出した。


 村の中心から少し南へ行ったところに、外壁がまだ新しい長屋の木造家屋がある。
この長屋の一角に僕やトゥルクが住む家があり、同じ長屋に住むミャンおばさんがいつも僕たちの食事を準備してくれていた。長屋へ入ろうとすると、中からちょうどミャンおばさんが、こめかみを押さえるように手を頭にあて、浮かない重たそうな顔をして出てきた。

「あ?・・・おまえ達かい。 昼食のスープ、机の上に置いておいたからね。」

ミャンおばさんが、いつもとは違う気だるい声で言った。

「おばさん、どうした? 具合でも悪いのか?」と言って、トゥルクがミャンおばさんの顔をのぞきこむ。

ミャンおばさんは、少しちゃんとしようとしてアゴをくっと上に向けると、

「ちょっとね、頭が痛かったんだけど、動いてりゃそのうち良くなるさ。 心配ないよ。」と言った。

「あんまり無理しないで。 僕らのことは後回しでいいからさ。」と僕は言った。

いつも食事を作ってもらってるし、面倒ばかりかけて疲労がたまったのだろうかと心配になったが、話すのも辛そうに見えたので、僕らはミャンおばさんと離れると長屋の中へ入っていった。

 部屋に入ると4脚付の木のテーブルの上に、ふわふわと湯気をあげたお皿が2つと、形の良いオニギリが6個置いてあった。僕らは持っていた仕事道具を壁際に置くと、小走りでタタタッとテーブルに向かった。

「ジャガイモのスープだな。」と、トゥルクが皿の上に顔をあててクンクンと匂いを嗅ぎながら言った。

僕はオニギリを取ろうと手を伸ばしたついでに、スープの匂いを嗅ごうと皿の上に顔を向けた。
しかし僕は、オニギリを掴むことも、スープの匂いを嗅ぐことも出来なかった。ズキンッと頭に殴られたような痛みが走り、僕の手が瞬間に自分の頭を押さえたからだ。

「・・・痛いっ」と僕は唸るような声をあげた。

最初ズキンッとした痛みが、今度はズキンズキンと連続的に僕の頭を襲いはじめた。

トゥルクは急に頭を押さえて痛がる僕を見て、

「なっ・・・だいじょぶか! どうしたっ スティード!」

と、今まさにかぶりつこうとしていたオニギリを慌ててテーブルの上に置いた。

そしてその直後に、

「いってぇぇ!」とトゥルクもまた、自分の頭を押さえながら悲鳴をあげた。

「お・・・い・・・なんだよ・・・これっ」

いったい何が起きたのだろう。
風邪や病気の症状がこんなに急に、しかもトゥルクとほぼ同時に表れるわけがない。トゥルクはその痛みに耐え難いのか、両膝をガクンッと床につけ、頭を抱え込んで下を向いた。僕はだんだん強くなっていく痛みをなんとかこらえながら、トゥルクを支えようとしてテーブルに手をかけ、もたれかけるように立ち上がった。手を差し出そうとしたが、その前にトゥルクはバターンと大きな音を立てて床に倒れこんだ。

「トゥ・・・ルク・・・! トゥルク!」

僕は腹から絞るように声をあげた。
それと同時に、最後の一打とばかりに激しい痛みが頭を殴り、僕の視界はだんだんと真っ暗になっていった。

薄れゆく視界のなか最後に見えたのは、テーブルの上の窓越しに、うつ伏せで地面に横たわるミャンおばさんの姿だった。

 ** 登場人物 **
  スティード・・・物語の主人公
  トゥルク・・・主人公の幼馴染の大工
  ミャンおばさん・・・長屋の住人

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